マンション改装例




このマンション改装の依頼者は、大学教授をなさっているご主人と二人で暮らしているご夫婦でした。
基本的な要望は「本がたくさんあるのでその収納を作ってほしいという事と来客が多いので応接できる造りが必要」ということでした。

 解説

このマンションはよくある片廊下型の部屋割です。片廊下型のマンションは、まともな開口部が一方向しかとれず、人によっては欠陥住宅だ!なんて言う人もいます。                    

そこで玄関ホールの窓から寝室のコーナー窓を通って、書庫、リビング、と風が通り抜ける道をつくりました。これにより、寝室のみならず書庫もだいぶ空気がよどまないようにできます。         本は非常に重いのでなるべく梁にのっけています。         来客が多いので造作の収納を多くして、その中にすべてしまえるようにしました。                              

水廻りもP.S(パイプ・スペース)を考慮しつつ動かしています。洗面室も来客を考慮してなるべく広くとっています。洗面カウンターの下には縦ドラム式の洗濯乾燥器をしこんであります。         縦ドラム式の洗濯乾燥器は前面に洗濯物を出し入れする扉があるのでこんな場合には最適です。乾燥までできるので、重宝します。

リビングは今まで和室とリビングに分けられていたものを一つにして明るく開放的に作り直しました。キッチンもオープンタイプにして全体を広く使っています。