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耐震偽装
2005 11/23

構造設計者はみな固いです。私の会った人はみなそうですし、
業界的にもそうです。
配筋検査のときにも、間違っていると当然のようにやり直しを
命じます。時には施工業者が気の毒になるような場合も
あるくらいです。
それは非常に大きいリスクを充分に承知しているからです。

建築には多くの人々が携わります。しかし、施工業者も製品業者も
設計もそれぞれが自分の責務をきちんと果たすだけで
いい建物はできます。トラブルがあったとしても、それぞれ
が自分の責任を処理すれば大きな問題にはなりません。

ところが重層的な下請け構造に組み込まれてしまうと、独立性
を保てなく有形無形の様々な組織的圧力のもとに歯車の一つに
なってしまいます。
すべてとは言いませんが、一部の建築主(マンションデべや
住宅販売業者)の下請けに入ると飼い殺し状態で体も良心も
磨耗していく人が見受けられます。

私たち建築士も例外ではなく、そのような人々は少なくありません。
建築士がその責務をきちんと発揮するには、独立性が不可欠です。
その為に、私たちは設計と施工の分離を訴えています。

そして設計が何かの従属物のように扱われないことが大事だと
思い、独自の受注体制をとるように活動しています。

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