私達のプランニング例と作成図面を参考までに公開します。
                (数えてみてください (+o+) )
プランニング

まずはプランニングの検討です。ファーストプランこそ無から有を生み出すもっとも大変ですが
楽しい作業です。こここそが本当は私達のもっとも基本的で重要な仕事です。
知的財産として私達はこの成果をとても大事にしています。
決して、「ちょこっとプラン出してよ!」程度のものじゃないんです。
この為に七転八倒するんです ^^;。(下くらいいろいろ考えています)
このプランを考えるために施主さんには面接や設計アンケートで様々な要望を掘り起こして
伝えてもらい、また現地や役所に行ってリサーチします。
この段階でも予算の内に収まるような工夫を考えています。
また、平面図だけでは一般の方には全体像を伝えきれないのでパースや模型を作ることも
あります。
ここまでは通常はサービスで行うのですが、これはあくまで本設計の前倒しで行っている
ということなので、ほんとうに真剣に受け止めていただきたいのです。
基本設計

大体の方向性が固まったあと、基本設計に着手します。ここの段階が結構長いです。
施主さんと打ち合わせしては変更をかけて、なんだかんだーといろいろけんけんがくがく
とお話をします。奥様やご両親などの意向も伺ったりいろいろやっていると時にはプラン
がガラッと変わったりすることもあります。こうやって、全員がプラン作成にかかわっていきます。
ファーストプランはあくまでたたき台であって、そこがスタート地点なのです。
こうしてようやく基本設計が完成します。また確認申請用の図面は、ここから描き加えて
いって作成しますが、それは実施設計の図面も必要なので基本設計の図面とは別個に
作成します。
実施設計

ようやくこのあと実施図面の作成に入ります。実施図面は大工さんなどに構造から
設備まで細かく指示する図面です。
図面はいくら描いても足りないくらいなんですが、住宅レベルではきりがないので
描ききれない事は仕様書にしたり現場が始まったら監理で指示したりします。
よく2〜3枚くらいしか図面がない、という話を聞いたりしますが、それでどうやって
まともな指示ができるのか私には想像もつきません。
これ以外に、構造計算書の作成(私は木造でも作成します)や確認申請の書類の作成を行います。
さらに、工務店から見積もりをとって(時には複数)それが、予算に収まるように悩みます。
大抵は、あれもこれもと施主さんからのリクエストが入っているのでオーバーしてる事が
ほとんどですが、それをなんとかかなえながら予算の調整をします。どうしてもだめな場合
は代案を考えたりもします。この段階で100万単位で値段が変わるんです!
ここのところが本当に大変な段階です。
やっとここまで終わって初めて着工です。
このあと、工事の監理をし、役所の検査の手続きや立会いをするのですがトラブルがまったく
おこらない現場などありえません。
建築とは多くの人間が関わっているプロジェクトですので、人間が関わるものには多かれ少なかれ
必ずトラブルはあります。
それをなんとか大工さんと協力して収めていくのも仕事です。

工事に関しては、他の機会に譲るとして・・・

こんだけ頑張っているんです。是非そのことは知っておいてください。 (*^_^*)